風がページをめくる 明朝体のさみしさは すべてを照らしてみせる光に見えた 誰にも知られたくない 最後に交わした約束は 日記に書かずに 心にしまっておいてね 朝日にまぎれてしまう いつかは忘れてしまう 当たり前のふりした永遠は 今やどんな色? かつて地球は白かった ふたりのさみしさで 青く染まったんだ 覆い尽くす涙の流星群 急に怖くなった 世界が終わるとき あなたといたかった 幻さえ信じていたかったんだ ノートは燃やしてしまおう ぜんぶ置いてゆこう、世界に 何にも持たずに心ひとつで 会いに行くから あなたの影だけ伸びる 気づかないふりして笑う 目が覚めれば ここは無重力で ぼくら自由になる すでに心は飛び散った ふたりのさみしさで 奇跡を起こすんだ 終末の朝も歌うんだ それがすべてだった 世界が終わるとき あなたといたかった それはイマジナリー いかないでほしい 涙腺さびちゃった 触れたら消えちゃった よくある日々だって あなたがいるだけで色づいた 地球は白かった ふたりのさみしさで 青く染まったんだ 覆い尽くす涙の流星群 だから願ったんだ 世界の約束を 鮮やかな昨日を 思い出せる限り歌うんだ! 歌うんだ 歌うんだ