静まり返る祝福の賛美に 花は落ちて荒廃の場所に沈む 千切れた蜘蛛の糸に苛まれて 踏み外すこの足さえ 許し合えるのなら 儚さも自分の弱さも 穏やかな風に包まれ滅びゆく道標 知らず知らずのうちに忘れた光を 綺麗な醜い嘘で塗り潰した傷痕 静まり返る祝福の賛美に 花は落ちて荒廃の場所に沈む 失った色彩と自由の運命 温かく揺れる面影 暗示のタペストリー 広大な大地に刻みつく爪痕 穏やかな風に揺られた 自分はもういない 昇る太陽がこの居場所を浄化した 瞳を閉じれば映る 見せかけの世界平和 失くしたくて失くした空の彼方 忘れたくて忘れた白の躰 願いよ届け この胸に咲く 一輪の花を餞に 生まれながらに繰り返す 過ちの歯車に 飾られた命