静かな夜に 風が運ぶ 遠い記憶の 声がする 焼け跡に咲いた 白い花 誰かの涙が 希望の灯になる 戦の影に 生まれた僕ら 憎しみを知らぬ 孫たちの時代 語られぬ声を 胸に抱いて 今 炎を受け継ぐ 沈黙の世代が 残した祈り その意味を探して 歩き出す HOPE — もう憎しみはいらない 過去を越えた心で 手を取り合おう HOPE — 未来は続いてく 闇の向こうに灯る 希望の火 勝者も敗者も もういない あるのは記憶と 生きた証 赦しの言葉を 胸に刻み 和解の道を照らす火よ 八十年の風が吹く 誰の正義が残っただろう でも確かに ここにある 伝えたい想いがある HOPE — この灯を絶やさずに 悲しみを越えて 未来を紡ごう HOPE — 炎は受け継がれる 祖父たちの祈りを胸に 静かな夜に 風が囁く 「もう恨みではなく 愛を」 この手の中に 燃えている 小さな 希望の火
