「夜が咲いたらもうお別れね」 前髪なびく影が呟いた <♪> 泡立草 揺れるカーテン 午後七時公園通り 震える手を握る 一人で帰る道 ああまたそう 消える影 私は零れるように 何も言えないまま 感情を投げつける 指先絡めて 約束しましょ また逢う日まで それじゃ 「夜が咲いたらもうお別れね」 鈍く光ったネオン 制服照らして 踏み切り赤く 鳴る頃繋ぐ 3・2・1で離す指先を <♪> 木漏れ日 途切れた 風景 夢見た 心地の中 体温より少し 暖かい電車のシート ああまたそう 覚めた時 隣にまだ君がいて 続く夢望んで 目は背けたままで 重ねたマフラー強く握って 忘れた頃に春が来て 約束した事 覚えていたら また逢いましょう それじゃ さよならまでは また笑ってね 別れの間際 繋ぐ言葉見つからず 無言で歩く 忘れないように 思い返した昨日 冬が去って 春が来て 歳をとって おめでとうって 忘れないで 離した手 取り戻して きっと <♪> 「夜が咲いたらもうお別れね」 鈍く光ったネオン 制服照らして 踏み切り赤く 鳴る頃繋ぐ 3・2・1で離す指先を