始まりは雨降りの夜 現実逃避を御堪能あれ 知性欠けた馬鹿な猫が 鍵を開けてくれますから 女装癖の執事扮した メイドのクローク 何て無様 此処には痛みや苦しみなど無い 「これから暫くはあの子に 会えないように…。」 左は赤 右は黒のハートが完成する アリスの様な〝不思議″と 〝世界″をイメージした…筈 かけ離れてる 君が居なきゃダメなのに 「僕を騙したね?」 「御客様。お帰りでしょうか? 嵐だと云うのに?」 ‐もう帰さない‐ 菜食主義の猫がまた虐め受け ビーフストロガノフ 残飯処理担当のウサギに 「美味しい。」と笑顔 何て無様 領収書にはゼロ 宛名はいらない 先払いで貰い受けた絶望 「これからは暫くは愛を 謡えないように…。」 縫い合わせた唇が酷く毒々しい アリスの様な〝悪夢″と 〝時計″をイメージした ただ君と御喋りしていたいだけ だったのに 「僕を殺したね?」