本当はこのまま ずっとこのままで 時間が止まってしまえばいいのに そしたら僕らは もう何も壊さずに もう何一つ汚さずにいれるのに 手にしたものより もっと失ったものが 絶望する程たくさんあるよな マリア この街じゃあ 例え誰かが死んでも ほんの少し電車が遅れるだけ 今ちょうど故郷の空に 手紙を書いているところさ 『初恋のあの人が知らない誰かと 結ばれるけれど どうかお願い 式の当日には 雨を降らせないでほしい』 いつかはそれぞれ 別々の命 旅立って行く 「さらば さらば」って言いながら 僕ら喜びを唄に変えるのは あまりに哀し過ぎる 誰かのためさ … この世界に一粒の種を 言葉は轍さ その生き抜いた日々の 「生まれてきたのは 間違いじゃない」 と言ってよ 「誰かが遺したその最後の言葉が 誰かの未来を変える」 と言ってよ 『まだこの街のことを 好きでも嫌いでもないけど 冬の日の夜空から 舞い降りてくる白い雪は 息を呑む程に 綺麗で儚くて いつの日かあの島の上にも 降らせてほしい』 誰もがそれぞれ別々の命 旅立って行く 「さらば さらば」って言いながら 僕ら喜びを唄に変えるのは 届くことのなかった 祈りのためさ … この世界に一粒の種を 本当はこのまま ずっとこのままで アナタの隣に居たいけど 思い出は今日もまたひとつ歳をとる さらば またいつか もう行くよ
