夜明け朝もやに揺れて陽が昇る 夢さめやらず また汽車の乗る どこまで行っても安らぎの街など 無いかもしれないが さらば 心やさしい恋人よ 今も抱いて いたいけど花園には眠れない 俺は旅人だよ 寒い街角の枯葉踏みながら 今来た道を ふと 振り返る 時には男も淋しさを 女とまぎらすこともある そんな 俺がお前を愛しいと 今更言える 訳がない 心の中吹き抜ける 風と旅はつづく どこまで行っても 安らぎの 街など無いかもしれないが 胸をよぎる面影 振り捨ててひとり 夢を追いかける 明日もまた風の中 急ぐ旅人だよ