稲妻のようなブルース 駆け巡る朝は ひとりよがりのグルーブ かき鳴らしたくなる 心変わりのブルース 細い雪が息吹く 暴れ出しそうなグルーブ 抑えこんでいる 慣らされてきた 恥ずかし目の亡霊さ 蔦を纏って 浮世を這う魂 静かな寝息をたてる悪魔のブルース 破れかぶれのグルーブ 空しいだけのループ 合わせ鏡のブルース 見つめ合うだけの 混ざりあえないグルーブ 誰にもなれぬルール 雨に濡れて 剥がれ落ちてしまった 錆びた仮面は 目を凝らせば脆く 囚われてきた その名前を捨ててみたい 意味を超えて 身を委ねる魂