雨の音聞こえぬ窓辺 僕は君にあいにゆくよ 消えそうな予感にできるなら抗おう 夕暮れの風吹く街へ 僕は君にあいにゆくよ 話の序盤にどうしてと聞かないで 電話をかけないように 意地を張るのはやめたよ ラジオから流れる音に 素直に心動かされ それぞれ ロマンスのなかで 微笑みあい、虚しくもなる 僕はね ロマンスのなかで 君とまた歩きだそうか 長い雨の終わりに 辺りを包む空気ごと 君へ届けられるように 糊付けた封を開けてくれ 僕らは ぬかるんだ道で これからも立ち止まるだろう だから ねえ ロマンスのなかで 何度でも また歩きだす それぞれ ロマンスのなかで 微笑みあい、虚しくもなる 僕はね ロマンスのなかで 君とまた歩きだそうか 雨の音聞こえぬ窓辺 僕は君にあいにゆくよ 手紙の先を目を見て言わせてくれ