たったひとりのあなた 遠い土地での暮らしはいかが? 誰かのうわさ話もいいけれど たったひとつのことを 聞けたら私満足するわ 君からの報せ 駅前のビルさえも孤独な町は 若かりし苛つきの行き場もなく 都会から流れくる音に頼って 徒らに過ぎてゆく時を嘆いたりした きっと今ごろあなた 涙にぬれた見えない日々を 乗り越え少し強くなっただろう ほんの一言でいいの くれたら私安心するわ 直筆の報せ 旅立ちの時がまた明日に迫って ありふれた哀しみが心誘った だけど 離れゆく者たちを恨まずそっと 微笑みで送りだす術を 身につけたから たったひとりの ずっとひとりのあなた 遠い土地での暮らしはいかが? 勝った負けたなんて可笑しいね たったひとつのことを 聞けたら私満足するわ 君からの 直筆の 君からの報せ