子持ちシシャモを 食べる時なんかかわいそう 家族みんなが揃って 食べられちゃうんだもん 人間て なんて残酷なんだろう 海の向こう 泳いでた日々が シシャモから消え去った 潮干狩りのシジミを 茹でる時なんかかわいそう 友達みんな鍋の中 とても熱いんだろうな 貝殻を一生懸命に開いて 思い出す 海の静けさを 冷たい海水を 眩しい太陽は 地球上の生き物全てに 平等に光を届ける そんな中で 僕たちは ありとあらゆる命を奪って生きてる 人間は 血も涙もない 悪魔なのかもしれない もし僕が死んだら 海に この体浮かべて シシャモにもう一度会いたい 僕を全てあげるよ 子供たちと 気持ちよく泳ぐ姿を 見届けたい 水平線に 君が消えゆくまで