君の言の葉はあの日散ったままで もう届かない歌だけが在って 凪いだ鼓動探して 泣いていたんだ 消えないでよ、まだ此処にいてよ どうか薄れていかないで 生きてゆくほど、君が遠くなって 残酷に過ぎゆく空虚な世界に私だけ 碧落に霞む、最後の君がいて ねぇ聞かせて、 優しいその手で触れて この声も失いそうな私を 叱ってくれるだろうか 教えてよ どうか途切れぬままでいて 生きてゆくのが、 君であればよかった 残響は微睡の中、鳴り止まない 閉ざされた双眸が開く、 夢に触れていた どうか薄れていかないで 生きてゆくほど、君が遠くなって 残酷に過ぎゆく空虚な世界に私だけ 碧落に霞み、もう叶わないまま 君を歌い続ける声もやがて消えても 残した言の葉が、不滅であるならば