トレンドのあの子は言う 憧れの舞台のインタビュー 目を逸らしスリープする ただ暗闇があった 私を置いていく時間(とき)で 私ごと忘れたかった 身体に響き震わす 「ここにいる」を無視して 真上にある照明が消えた時 初めて気付く 小さな窓の向こう 街を作る無数の光 決して交わることのない 平行に伸びていく世界を あの日のように 回り 飛び移れば Ifの中の私が現在(いま)の私に 生まれ変わっていく 遥か空を衝く一筋の未来の中で笑う 鏡像の私と手と手が繋がる 決してもう折れはしない 鋼と一つになれば 今世界はもう一度回りだす この手を軸にして 止まりつづけた私の耳 塞ぐように止まない音楽 追加するのは いつかスピーカー越しに踊る プレイリスト 気付けばかつての自分と 同じ方向を向いていた思い出した 分かっていた 一度両手をついたら 次にすべき答えは一つ 飛び越えろ 遥か空を衝く一筋の未来を 見上げ思う落ちてゆく選択さえ この手の中 決してもう止まらない 鋼に身を任せれば 今世界はもう一度回りだす 私を軸にして 「抱え込む」ことは得意 そう思い込んでいた 深く刻まれた同じ傷跡に 出会えるまでは もう私は大丈夫 またいつか待ち受ける決断も 無限°の前を向けば答えがある 決してもう折れはしない 鋼と一つになれば 目を逸らし続けても動いていた 時針に変わって今 世界はもう一度回りだす この手を軸にして