ああそっと語りかけて 砂の帷に消える 悲しみだけ忘れたくて 貴方を想う 遠く身を委ね 想い届くように 枯れた木々を見て 手を触れてみた 遥か先望んでは さらさら消えゆく足音が 今はまだ聞こえずに ただ待ち焦がれている ああそっと語りかけて 砂の帷に消える 悲しみだけ忘れたくて 貴方を想う 夜空紛れては 静寂が愛おしく 貴方の笑顔が 寄り添ってくれる 月と夜の狭間には ひらひら輝く砂の尾が 眩しくて 悲しくて 心が張り裂ける ああいっそ忘れさせて 砂の帷に消える 指を絡め抱き寄せたい 貴方を 安らぐ場所には水辺があって 貴方の温もりは波紋のように 繰り返す ただ繰り返す アデニウムのように染まってゆく ♪ ああ胸に祈りを込め 砂の帷と共に 歩む軌跡 信じていた 蜃気楼 ああ幾千続く風は 瞳を濡らし消える 永遠に会えない貴方のこと 愛しています ♪