棒アイス滴って汗ばんだ指先で 伸びてく影をふたつなぞった ずっとここにだけいられない そのことが ある意味ではありがたいなんて、 伝わるかな 18時を回った 夏は裏側 サウンドスケープでエスケープした 戻った部屋に戻りたくなかった "明日は信じるもの" ポツリ繰り返してたの、、 当たり障りない会話 取り戻す日々を 雑な電波で繋げる夜 「もしもし?」 「起きてる?」 ひとさじのメロディ ベランダに迷い込んだら ノクターンのワンフレーズ 棒アイス染み込んだ 夏の背に目を閉じる 君の声喉に熱く残った そっと夕焼けを 振り返ろうとしてやめた 今はまだ早い気がするよ