形の無い幸せばかりが 綺麗に映るとこしえの街 窓の外は足早に去る 厚着をした家路の人 黄昏の声と孤独を抱えて あなたが不意に投げかけた問い ”自分らしさって?” 僕は黙っていた 「心に降る雪に目を凝らし見つめて ごらんよ」 不思議な程 唄が聴こえる 悲しみはまるで手に落ちる粉雪のよ うに 消えてはまた積もり始めた 絆のないアドレスばかりを 増やしていたいつかの冬 時はいつも心の無い やり取りから逃がしてくれない 僕たちは今日も仕事に追われて あなたが作る夕食の味 それすら忘れて すれ違う記念日 初めからないモノを 見つける旅にサヨナラを 探し物は 手元にあるさ 生きる事に意味を見つけてくれたこ の恋に あなたはどんな 名前をつける? 僕はあなたに何一つ約束はできない けれど… 「生まれてくれてありがとう…あな たが好きだよ」 「心に降る雪に目を凝らし見つめて ごらんよ」 不思議な程 唄が聴こえる 悲しみはまるで手に落ちる粉雪のよ うに 消えてはまた積もり始めた 見つめているよ この雪のように…