夏休み最後の日 1つ残した宿題を片付けるために 自転車に飛び乗った ありったけの言葉をリュックに つめて走り出した炎天下 6月の最後の日 食欲が迷子になって ついでに体重も 2キロくらい落ちてた 「半袖に着替えた」それだけなのに ドキリとした 朝も昼も夜も休み時間でも 君が離れない 夏の魔法かな ただの勘違いなのかな 食べられないのは 夏バテのせいなのかな 恋と呼べるかな 揺れて振れてブレる思考回路 それはまるでツリバシのようで 夏休み最初の日 基本はネクラな私の悩みを 聞くような友達はいなくて 思いつきであけた2つのピアス 自分で驚いた 少し変わる自分と心の形に ドキドキするよ 夏の魔法かな ただの動悸息切れなのかな 眠れないのは熱帯夜のせいなのかな 恋と呼べるかを 議論する連日の脳内会議 それはいつもフリダシのようで 夏の魔法だわ 修学旅行もぼっちの私が 女子力レベル上げに励むとは! もう恋と呼べるのに ドキドキの勘違いが怖くて それはつまりツリバシの恋で ホントは気づいてるの 「ここから出して」と ハッキリ聞こえた 閉じ込めていた声達が意志を持った 「恋と呼びなさい」脳内議長に 下された判決 それが例えツリバシの 恋でもいいから あけたピアスにどんな効果が あるか知らないけど 少しくらいは運命も変わってほしい 夏休み最後の日 宿題の答えを見つけに行きます それはつまり本当の恋です!