愛していても 他人で暮らす 辛さを胸に 噛みしめる ひとり手酌で 呑む酒の 淋しさあなたに わかるでしょうか わかれて高山 女の恋が 小雨に炎えて…しのび泣く <♪> 瞼のうらで あなたの顔が 消えては浮かぶの 雨の夜 人目忍んだ 飛騨の宿 添えないふたりの 契りでしょうか やさしい情けに 躓(つまず)きながら 還らぬ夢に…酔う私 <♪> 明日になれば あなたのことを 忘れる人と 決めたのに 古い女で いたいから いつまで思い出 追うのでしょうか なみだの高山 三町筋(さんまちすじ)に みれんを誘う…恋しぐれ