ほんの少しずつ ほつれていった 途切れそうな あの糸を 繋ぎ止めたのは あなたと出会えたから 誰かの優しい言葉も すべてが嘘に感じて どうせ自分なんて 生きている意味はない そんな風にずっと思っていた こんな広い世界で 自分だけ 孤独で不安だと 思っていた 少しだけ顔を上げ 見渡せば 一人じゃないと 思えたから もう涙はとっくに 枯れ果てて 素直の意味さえも 知らずにいた もうこれ以上 失うものはないから 歩こう一歩ずつ ほんの少しでいい どれだけ 小さくてもいいから ぬくもりだけを 手探りで探してた 何かを傷つけながら 生きるしか道がなくて そのたび 自分の胸の痛みを 信じることがすべてだった… こんな自分でも今 生きている そんなことをずっと 叫んでいた… 不器用でもいいから 一歩ずつ 前に進んでいくと決めたから いつの日か 誰かを愛する時 目をそらさずに 伝えてみたいよ もう逃げないで ありのままで言うよ 「ありがとう…」 「愛してる…」と… 傷ついてしまうのは 汚れているからじゃない 裸のままの心でいたから 誰かの痛みを受けとめただけ… もし あの日の自分に出逢えたら 優しく髪に触れ 伝えてみたい もう大丈夫だよ 焦らないで 一緒に歩いてみよう もし 世界一孤独を感じて 自分を大切にできなくても あきらめないで その命がある限り 光は消えないから