ぐしゃぐしゃな髪と白い肌を また大切そうに抱いてる 「ここでの暮らしも慣れたよ」 1人静か怯えて 触れる度に壊れてく 私の所為じゃないのに 崩れてく世界には 何が残ってる? やっと気づく頃には 暗い部屋の奥でさ 黒い鉄格子がさ 一つ二つ折る指も 足りないくらいまた夜が来て ねぇ誰か誰かこの場所に 光を灯すのなら グチャグチャな心を溢さぬように つぎはぎを許すと云うなら あの頃に受けた愛で 剥がれぬように押さえた 記憶の中に居た 温もりが側にいて 「おかえり」の言葉だけ 願っていた。願っていた。 小さなてのひらには何があったか おはようおやすみただいまおかえり ないものねだりもないからするのに 些細な幸せならそれで 良いのに....!!! (ねぇ誰か誰かこの場所に光を 灯すのなら) ぐしゃぐしゃな髪と白い肌が あどけない理由を知ってる 「ここでの暮らしも慣れたよ」 なんて言えたらなぁ グチャグチャな心が溢れていく つぎはぎも足らずに泣いてる あの頃に受けた何か薄れていく嗚呼 終わりが来るにつれ 少しだけ灯っていた 幸福の切れ端を 繋いでいた。願っていた。