僕らはプールの時間をサボって たくさんの無駄話をしたんだ 内容はひとつも思い出せない けれどあの頃の君と 塩素の匂いは忘れない 忘れてしまえば 仕舞えば 仕舞えば 仕舞えばいいよと 思うことは また思い出すことになって 忘れてしまえば 仕舞えば 仕舞えば 仕舞えばいいよと ほとぼりが冷める この息を言葉に変えてみせるから 僕らは積もった雪の上に立って 太陽にちょっとだけ近づいたんだ 明日も天気だといいねと言った 君の後ろ姿から 悲しい縁を予感したんだ 今日から毎晩 毎晩 毎晩 毎晩想うだろう 嫌味のように 庭で育つ蓮に代わって 忘れてしまえば 仕舞えば 仕舞えば 仕舞えばいいよと 春夏秋冬が廻る 僕らから若さを取り上げるように 君が君が君が 忘れた事柄 僕だけが 抱えていても仕方ないね 僕が懸命に 懸命に 懸命に 溢れないようにと 抱えてた思い 落としてもいいかなと 思い始めてる