誰もいない寂しい場所へ 報われない無重力へ 眠るあなた 心ごと運ぶ 魔法は病か 近づけば消えてしまう 形のない正しさとか 作り笑い マネキンの群れ 靴を履いて逃げ出すんだ いつだって選んで消費して 頼んでいない朝を買って 自覚はないこの街を浮遊 暮らしに緞帳 頬を冷ますカーテン ほらあなたのワールド 明日、明後日 目が覚めたって僕たちの歩幅は 違うのかな でも、 それでもこんな場所を浮かんで くだらなさを笑おうよ 鼓動が止まるまで 逃げ場のないおとぎ話 とりとめないおとぎ話 あなたは何を思うだろうか 今、当ててみせるよ 誰もが知らない内に 迷い込んだ舞台袖 気づけばそんなに時間がたってい たんだ 上手に笑えるかな いつになれば終わるの 忘れないで、どれほど小さな願いも あなたを引く引力で でも、それでも全部は救えないよ この街はいまだ迷路 怖気づいて動けない 眠る僕らを運ぶ病よ せっかくだから行く先は問わないよ 明日、明後日 目が覚めたって僕たちの歩幅は 違うのかな 終わりの日の前夜はどこへ 行こうなんて 笑いあえたら 明日、明後日 目が覚めたって僕たちの歩幅は 違うのかな 無責任な重力に乗っかって さあ、夜を飛び出そうか これからなんて考えないで 言わないで わがままを聞いてよ、ねえ 隠し疲れたなら話そうよ くだらなさを笑おうよ 誰もいない寂しい場所へ 報われない無重力へ 眠る僕ら 心ごと運ぶ 魔法は病だ