空色の風 吹くたびに あの夏の日を思い出す 黄昏の街で見たのは 君の幻 眩しい陽射しに照らされていた 君の横顔 淡い憧れ 隣で見上げた入道雲は 夕立を運んできた もう戻れない過去だと 分かっているはずなのに 面影を探してしまう・・・ Oh yeah 空色の風 吹くたびに あの日の君を思い出す 二人を包む蝉時雨 聞こえてくる 夢の跡は遥か遠く 雑踏に紛れて消えた 届かない花火のような 君の幻 別れの知らせは突然だった 募る焦燥 揺れる陽炎 次の季節を連れてくる風が 僕たちを 引き離した Uh… 通り過ぎた青春は しまってあるはずなのに ふと記憶の鍵が開く・・・ Oh yeah どこにいるかも分からない 今日の君を想い描く 向日葵のように今でも 笑っていて 夢の欠けらを散りばめた 胸の中だけのアルバム そばにいた瞬間全て まるで幻 空色の風 吹くたびに あの夏の日を思い出す 振り返る浴衣姿が 滲んでゆく 夢の跡は遥か遠く 騒めきと混ざって消えた 触れられないから煌めく 夏の幻