触れそうになった手を引いた 失いそうな日々から 気づかれぬように瞼を閉じた ぼやけた日々に色をつけた なんでもないよと 微笑みかけたその瞬間 雲が太陽を隠し 影が私を覆う どうせなんも変わらんよと 背中を丸めたその瞬間 君がふと影に入り 微かに頬を緩ませた 波風立てぬように そっと撫でた 触れそうになった手を引いた 失いそうな日々から 気づかれぬように瞼を閉じた ぼやけた日々に色をつけた 聞こえるよ 聞こえるよ 聞こえるよ、君の声が 聞こえるかい 聞こえるかい 聞こえるかい、私の声が 触れそうになった手を添えた 張り裂けそうなんだこの胸が 気づかれぬように瞼を開いた ぼやけた日々に色がついた