トイレだって ご飯だって 手伝えるよ 震えている あなたの手を 握りしめる 思い出 生きる術も 霧の中に 真っ白で こわくなったら 声をだして なんだっていいの 理由なんていらないの ただ 僕の名前を 呼んでほしいんだよ また あなたの こどものような笑顔をみせて 歩いてきた あなたの道 辿るように 戸棚の隅 眠っていた アルバムをめくる 幼い僕が 覚えたてのピースをして あなたが 隣で笑う 嬉しそうに 泣いたっていいの 戻れなくてもいいの ただ 僕に 「ごめんね」って言わないでよね そう 小さく 丸くなった背中もあなた 真っ白になっても 車椅子になっても また 何度も 「ありがとう」って言うから 聞いてね あなたの愛した 僕だから