星にだけ打ち明けた 彼を愛していたと 降り向く背中を ビル風が押す とても大事なものを そっと手渡すような 言葉はサヨナラ ただうなづいた オフィスから こぼれる灯が消えて 靴音が急に気になる またお互い いとしすぎて しぼり合っても つらいだけ ひとりで歩いてゆくわ 乾いた街角を 濡れていた その瞳 想い出で見守って ひとりで傷ついていた あなたを思う時 止めた涙を 無駄には しない 誓える <♪> 変りつづける都会 きっと一途な視線 あなたはあこがれ 追いつづけてる 自動ドアから逃げる ぬるい空気のように わずかなチャンスを見のがさないで ジャケットのボタン一つはずし 昨日へと空缶 蹴った ほら、ブーツのつま先から 淋しさがいま ほどけてく 誰もが旅しているわ 心の冬景色 濡れていた その瞳 ぬくもりをそそいでね 誰もが抱きしめている せつない日の場面 時の両手にみがかれずっと輝く ひとりで歩いてゆくわ 乾いた街角を 濡れていた その瞳 想い出で見守って ひとりで傷ついていた あなたを忘れない でもなつかしいだけなの 信じられない