僕の名はホリー 隣にはハリー いつでも二人 悪戯ばかり とある日の夕暮れ 手をひかれ やってきたあの子に一目惚れ 蒼い瞳にミルク色の肌 流れる栗色に真っ赤なリボン その笑顔は魔術だった 僕等の胸をしめつけた パパに内緒でベッド抜け出し ママのドレスでおどけてみせる そんなあの子が笑えば七色 古びた屋敷を鮮やかに染める たくさんの物たくさんの人 それでもあの子どこか寂しそう いつも無邪気を装う素顔独りぼっち だけれどもハリー 僕らの透ける身体じゃ あの子を抱きしめられない 星がこんなにキレイな夜だから もう少し側にいたい 僕の名はホリー 隣にはハリー そしてもう一人 She is like a Lily 午後3時 いつもの部屋に集合 今夜も時間を忘れ遊ぼう でも朝が苦手な僕ら二人 いつまでも一緒にはいられない そして結局あの子は 今日も独りぼっち だけれどもハリー 僕らの冷めた両手じゃ あの子の涙拭えない だから僕らの秘密打ち明けよう 夜が明けるその前に <♪> 季節巡ればあの子もいつか 大人になり僕らが見えなくなる そしてすべてを忘れてしまうだろう 窓の外月がにじむ だけれどもハリー 僕らの透ける身体じゃ あの子を抱きしめられない 星がこんなにキレイな夜だから いつまでも側にいたい 秘密は秘密のままで