生温く濁るスコール そいつを飲んで射たれて育った まるで食事をしながら 溺れている様な日々だった 弱いヤツ程 よく吠えるなんて 散々言われてきたけど 本当に弱けりゃ 声すら出させてもらえないんだ だから僕は歌うことを選んだんだ 安寧を纏ったムジカ 陥落したかの故郷では 同調と陶酔感に秀でた クーデターが起きた 振り上がった拳がいつか 万歳の掌になればいいなと 偽善に満ちた心で祈った 苛々嫌々街を抜け出した 益々増してく過酷な旅だ 地図も説明書も無い 悪趣味な御伽の世界に放られた気分 テレパシーでも何でもないけど 監視されてると肌で感じる 被害者ぶってるけど本当は 僕もそっち側だった アンニュイを纏ったムジカ 陥落したあの故郷には 洗脳と全能感に秀でた プレデターが居た あれみたくは成れないよ僕は 万人の一番じゃなくて良いから 誰かの心でひそかに生きてたいよ 何千と何万と 言葉を吐いて汚しながら 僕は生きる もう全部全部疲れたな 喉が痛いよ 耳も痛いよ 悪いけどここまでみたい お先に一抜けさせて貰うよ 最善を尽くしたけれど 万全を期した場所でも 同調と陶酔感に秀でた クーデターが起きた この声が届かないなら ただ子供が喚いてる様に見えるなら これほど救われぬ物語は無いだろう 何千と何万と 言葉を吐いて汚しながら 僕は生きる もう全部全部疲れたな とめて欲しいと言いたかったよ そんな時に限ってさ 誰も見てくれなかった 濁ってしまった 誰にも見られない場所に行きたい 誰にも見られない場所で生きたい