ロミオとジュリアス(千秋楽Ver.)

歌詞

「舞台はイタリア、ヴェローナ。 モンタギュー家と キャピュレット家が 長きにわたって 抗争を続ける街。」 オレはロミオ。 ロミオ＝モンタギュー。 今日こそ美しいロザラインを デートに誘うんだ オレはキャピュレット家の ジュリアス。 この花を、美しいロザラインに 「ロザライン？」 「誰だお前は？」 「ロザラインは渡さない」 「こっちのセリフだ」 「おい、あれ」 「ロザライン？！」 「彼氏居たんだ」 偶然の出逢い 運命の出逢い 全てはここから始まる 同じ女性に恋をして 同じ時に振られるなんて 「俺たち、友達になろうよ」 「言われるまでもない」 「いつか、ジュリアスと 旅に出られたらいいな」 「旅？」 「この街にいると、戦いばかりで、 時々息苦しくなるんだ」 「お前もか。…俺もだよ」 偶然の出逢い 運命の出逢い 全てはここから始まる そう 二人でならどこにでも行けるさ 「これが千秋楽の熱気。 いつも通りにと 思うのに力が入る。」 「これで最後。 だからこそ丁寧に、一つずつ。」 「相手をよく見ろ。」 「想いを届けろ。」 「みんなで芝居を つないでいくんだ。」 これはこれは、キャピュレット家の 気安く話しかけるな。 殺されたいなら話は別だが 「ならヴェローナから 出ていくことだな」 貴様らは近く裁かれる。 神か、俺たちにな 吠えてろ。 ロミオの強さにかなうと思うなよ 「我が友マキューシオ」 「ロミオ、幼馴染として伝えるぞ。 ジュリアスは」 「ティボルト、どうしたんだ」 「乳兄弟のお前が ヤツと仲良くしてるのが 耐えられない。ロミオは」 「キャピュレットだ」 「モンタギューだ」 おお、ロミオ、どうしてお前は ロミオ＝モンタギューなんだ 家も名も捨ててくれ、ジュリアス。 僕たちは争うべきじゃない 「争いの種が消える。 それは素晴らしいこと。 二人の旅路に神のご加護を」 「オー、毎日毎日慣れないネ。 でも、サクヤもマスミも ツヅルもイタルも みんな素敵ネー！ カントクのおかげで ワタシたちここにいる。 ーー《ありがとう》。 ワタシたちの千秋楽、 しっかりやり遂げるヨ。」 ロミオ、 お前はこの街を背負って立つ男だ ジュリアスは 乳兄弟の俺が守ってやらないと 「至さん、もしかして！」 「止めるなよ。 今いいところだろ、綴。」 「っすね。見せてやりましょう、 俺たちの芝居。」 「あぁ。 俺がこんな熱くなるとか笑える。 悪くないね。」 「マキューシオ！」 「至さん！」 「足庇って、倒れ損ねたネ。」 「ここでティボルトが倒れないと 話が繋がらない。一旦幕を……！」 「大丈夫。」 「ティボルト、剣をおろせ。 俺はジュリアスと、 キャピュレットと もう戦いたくないんだ」 「佐久間くん、アドリブで」 「ロミオ、 キャピュレットに交渉など無駄だ。 そいつを斬れ！」 「皆木くんまで」 「今更だな。 汚らわしいモンタギュー。 ジュリアスの代わりに 俺がお前に引導を渡してやる！」 「何をしている」 「ジュリアス」 「ロミオ、 どうしてお前がティボルトを」 「そこまでネ。ヴェローナ市中での 私闘は法により厳禁。 これ以上の諍いは 領主に報告することと なるがよろしいか？」 「シトロンくん、 カットになった台詞で繋いだ。 みんな凄い！」 Show must go on！ Show must go on！ Show must go on！ 神よ、罪なき者たちに慈悲を 稽古より、 2人の想いが伝わってくる。 オレ達の熱気が劇場全体に広がる。 胸が熱くなる！…これが舞台！ これが芝居 見つけた、オレ達の居場所。 ずっと舞台に立ってたい。 もっとこの空気に浸りたい。 みんなとなら、舞台の上でなら、 オレたちはどこまでも行ける 二人探し出すのさ未来を 誰かに 決められた 事情なんか捨ててさ 一緒に旅立つのさ 決めたよ 約束を 今 果たそう 永遠に 結ばれた 僕らの絆 永遠に 結ばれた 僕らの絆