変わったところは特に見当たらない 部屋を見回す 確かに痛む心に気づかないふりして あのね あたしの足音は君に 聞こえているかな? 君がいまでもここに 住んでいるのはなぜ 余計なものまで詰めたカバンを 踏み潰して放り投げて さよなら 比べないで笑わないで 情けない姿でも まだちょっと期待してるなんて 自覚したくないんだ その度に苦しくて 気を逸らそうとしてみるんだけど 消えない まだね あたしの本心は君に 届いているかな? 君の背中はあの日と まったく同じなのに どこかにしまい込んできた時間を 巻き戻して整理させて いまさら 温かくて切なかった日々は もう戻らないの? まだちょっと期待してるなんて 自覚したくないんだ その度に苦しくて 気を逸らそうとしている間に また日が 暮れる ああ 一人になるのはこんなに 怖いことなのね 好きにならなければよかった まだちょっと期待してるなんて 自覚したくないんだ その度に苦しくて 気を逸らそうとしてみるんだけど 消えない 優しさにつけこんでくる君なんて いなくても別に かまわない 好きにして 心が揺らいでしまう前に でていって はやく