きっと同じ空を見ている 胸の奥 花弁が ああ 焼きついてく 今まで読んだ名作 胸躍るファンタジーより あなたの隣が ずっと色鮮やかで 風がページを捲り始める 夏の香りを運んで ゆっくりと歩いた帰り道に 糸がほどける様に 明日どんなことを話そう 君を思い出すたび 知らないきらめきに満たされて 胸の奥 花弁が ああ 咲き始める 目が合う度に何度も 言葉の泡弾けた 大事な気持ちは なぜか名前が無いね 一歩ふみだす勇気があれば 君にやさしくふれたい 近づけて引っ込めた指先も いつか捕まえて欲しいのです ざわめき かき消して 季節の 花が咲く 栞を挟む様に ずっと忘れないから 空に伸びる光の粒が 赤く 青く 弾けて ふたり同じ空を見ている ひとつずつ 花弁が ああ。 もしも神様がいるのなら どうかずっとこのまま ふたり同じ空を見ている 胸の奥 花弁が ああ 舞い上がってく