なんにもないなんて 本当はないんだって なんにもないこと存在してるから 「理屈ぽいね」ってきみに 言われたっけ 理解してほしいと思えなかったな 指の先に あかいあかい 金平糖 きみのはなしに頷いてる いつからだろうか浮わついてる 春のあけぼのこの世の終わりに どうして桜が咲くの? 夜の魔物が嘯いてる きみのスカート裏返ってる たいしたことない 足りないなんてみんな 同じなんだから なんにもないなんて 大人気ないなんて 未練がないなんていつか バレるよって 「愛してる」 なんてきみに言われたっけ 退屈なんだって言えやしないな 揺るぎのない つまりそれが ご名答 気まずい空気笑いあってる きみが来るまでわたし待ってる 慈しみ言えない苦しみに どうして夜空が泣くの? 明日の朝には忘れちゃってる 世界のすべて分かりきってる 愛されないなんて泣いている ここにわたしがいるのに きみのはなしに頷いてる いつからだろうか浮わついてる 春のあけぼのこの世の終わりに どうして桜が咲くの? 夜の魔物が嘯いてる きみのスカート裏返ってる たいしたことない 足りないなんてみんな 同じなんだから 悲しみなんて癒えると言えど 後悔もいつか忘れるけれど そうじゃない じゃあね、邪魔なわたし どうして呼吸をするの? いつまでもこうしていたいねと たぶん本気で思ってるんだ しかめる顔たしかめるわたし もうすぐ来る後の祭り あかい あかい あかい ひどい きらい せかい