誰も知らない。昨日の夜に 傘もさせず立ち尽くした 私の姿なんて 誰もがきっと、見えないフリで 雨上がり照らした陽に 心まで枯れてしまいそう 秒針が狂い出す 費やした日々のように いくつ並べても 言葉は無意味で 癒えない 傷跡隠しながら 一度だけ 気付いてよ、気付いてよ それさえ叶うなら 纏いは消えるの 一度だけ 気付いてよ、気付いてよ それさえ叶うなら 纏いは消えるの 誰も知らない。鏡の中の 愛想なく立ち振る舞う 私の姿でも あなたはきっと、見透かしていて 月明かり照らした夜に 心まで照らしてくれたの もう一度 気付いてよ、気付いてよ 不条理な夜を超えて 待つのは孤独だけじゃない もう一度 気付いてよ、気付いてよ 不条理な夜を越えて 待つのは孤独だけじゃない 答えが見えなくても この広い世界の 主役はこの私だから たった一つの失敗も 幾度ない後悔も 報われる朝が来ると 願って… 一度だけ 気付いてよ、気付いてよ それさえ叶うなら 纏いは消えるの 雨上がり差す光 秒針が動き出す 木漏れ日が始まりを告げる 月明かり照らす夜に 静寂を振り切って 走り出す未だ見ぬ明日を 信じて