ただ心の奥の方に ずっと貴方がいるだけで どんな事でも乗り越えられるよ 同じ月を見上げて 「君のことをずっと歌うから」 町外れを彷徨う クジラは月まで行くのか 読みかけの本でまた 遠くの空見上げた 聞き飽きた台詞も ありきたりな展開も 大事にしたいんだよ 読み返しニヤけるような 長編が続くように 僕のこの歌でも ただ枯らした僕の声を そっと貴方が包むように どんな事でも必要だったね 喜びも悲しみも 今重ねたこの歌に そっと言葉を紡ぐように どんな事でも伝えたくなるんだよ 同じ時を過ごして あとがきもも2人でいようよ 強気な心を奪ってしまったな 救いたいよりも支えたい 守りたいよりも抱きしめてたいよ 弱気な心も愛していたいから 期待も願いも痛みも 全部分かち合っていたいんだ もう読み古したこの小説に ずっと挟んだままの栞すら どんな事でも思い出せるんだよ ずっと また今年も春が来て ずっと変わらずふざけ合って どんな事でも忘れたくないんだよ これまでもこれからも 今重ねたこの歌に ずっと貴方がいることで どんなオチでも幸せと思うよ 同じ月を見上げて 「君の事をずっと歌うから」