目を閉じれば10代の“アタシ”が立ってる 可憐で無知な強さは もはや幻想か あぁ それでも不器用に 変わっていく幸せの形 消えたりしないでね ため息まじりに続くストーリー フィルムの中 ヒロインのように 誰も自分のラストを知らない 静寂のバスルームで独り 鏡の中 ためらう君に 「大丈夫だよ」と言ってあげたい 駅へ向かう街路樹の隙間から覗く 少し高いヒールなら 空に近づける あぁ この手をすり抜けた 切なさの数だけ 答えがわかればいいのに 高いビルの窓 映すストーリー 交差点で 背筋伸ばし 1.2.3数えたら 今日の始まり 思い出しがちなあの恋も 喋りすぎた昨日の夜も 人ごみの中 吸い込まれていく 間違いだらけのダイアリー 簡単に崩れるセオリー もうこの心ごまかしたくはないから ねぇ 時には思いきり 胸騒ぎを信じるままに ひたむきに真っすぐ わかりはじめた“アタシ”のストーリー 都会に立つ ヒロインのように 誰もホントのラストを知らない 大切なものは胸にそっと 理想の君 出会うよきっと どんな景色も 描いてみたい 進んでいく 一歩ずつ