振り返る二人は 黄昏時のシルエット 恋を渡りきれずに ほとりを歩いてゆく 口は閉じたまま 虚ろな瞳のまま 切れた絆たどって 何を捜しにゆくの 羽根を持つ愛ならば ただ自由を追いかける 夢だけは交わさない それが二人のかけひき 恋はつかず離れず じらしながらする方がいい いつか倖せさえも かどわかす風になりかねない 愛の証しだよと 指を飾るリングも 変わらぬ愛の姿 見せるわけでもないし “もう離れないわ”と しゃくる声で甘えて “真実の心です”と つくった顔が笑う 何もかも 投げ捨てて 愛の深さ つきとめて 信じ合い 重ね合う それが二人のあやまち 恋はつかず離れず じらしながらする方がいい いつか倖せさえも かどわかす風になりかねない 恋はつかず離れず じらしながらする方がいい いつか倖せさえも かどわかす風になりかねない