あなたに あなたに 聴かせたい歌 永遠に 儚く 虚空を舞う それでも それでも 止まぬ恋歌 時の流れ変わるまで 今年も もう葉月 幾度巡ってもあなたは無く 残り香だけの縁 手繰り寄せても 終わりに孤独が香る 昇る月がひそかに照らす 風情は今も酷く美しい 望みも持てぬほどに白く 無下に生きるこの世を映す あなたに あなたに 聴かせたい歌 永遠に 儚く 虚空を舞う それでも それでも 止まぬ恋歌 時の流れ変わるまで 幾年 もう数えられない それでも染み付いた癖の様に 少し右に眠る そして目覚めても独りきり あなたとの記憶は朝霧 消えないように その名を呼ぶ あなたに あなたにただ会いたくて 夢に彷徨う ただ徒に 二度とは 二度とは出逢えはしない この魂 分つ人 逢いたい 逢いたい それだけ 願いはただの一つ 逢いたい あなたにもう一度だけ それで終わりでも良い あなたに あなたに 聴かせたい歌 永遠に 儚く 虚空を舞う それでも それでも 止まぬ恋歌 時の流れを超えて あなたに あなたにただ会いたくて 夢に彷徨う ただ徒に 二度とは 二度とは出逢えはしない この魂 分つ人