忘形見のような日々でした あなたの歌う声が好きでした あなたの苦しみに気づかずに 私はいまでもあなたを想う 言葉にすればいつも傷ついて 背中を向けたのなら独りになった 私の世界はあなただけが 濡れた肩に傘を差し出してくれた それでもあなたは逝ってしまうのね それでもあなたを 結ぶことはできない 私を忘れないで なんて自分勝手でごめん 私を嫌わないで なんてずるくてごめん 独りにしないでよ なんて自分のことばかりだから あなたは逝ってしまうのね ごめんごめんごめん ごめん あの時あの言葉あの選択が 違ったのなら間違ってしまわなかっ たのなら あなたを失うことはなかったと 今日も思って悔やんでる 私に怒ってるでしょ だって私のせいだから 私を許してなんて 言えるわけないよ 私を忘れてもいいから なんて自分勝手でごめん 私を嫌ってもいいから なんて最期までごめん 独りにしてごめんね なんて言えたらよかったのに あなたは逝ってしまうのね ごめんごめんごめん 忘形見のような日々でした あなたの歌う声はもう聞こえない あなたの優しさが今もまだ 私の心に溢れている