ひとり電車に ゆられて お気に入りだった 海へきていた 片寄せながら 波音 いつまでも ふたり きいてたよね なみだ味の風は わたしを切なくさせる 波の数ほど 想い出はあふれてくるけれど あなたの笑顔 いまはもう 思い出せない 傾いてゆく 太陽 あたたかく すべて包みこんでく 目がさめるような オレンジ この冬の 終わりが近づいてる 打ち寄せられた空き缶さえも 意味があるはず ことばひとつで 大切な人をきずつけてた こどものような 恋はもうしたくはないの よせてはかえす波のように こころ強くなろう なみだ味する風をいま おもいきり吸いこんでかえろう 波の数ほど 想い出はあふれてくるけれど あなたの笑顔 いまはもう 思い出せない