お祭りの終わり 夜は更けて 嘆きの森へ 振り返らず この運命、この糸を 誰に繋いだのだろうか 縫い留めて初めて気付いた縁 子供たち お聴きなさい 脈々と流るる 重ねて染め上げた 罪の子守歌 人の子には この罰を背負わせなくていい 許された六月 君も、とおりゃんせ… お祭りの帰り ボクの隣 指切りしたら 戻れないの 今宵の音 谺する 誰の悲鳴なのだろうか 泥濘を這い出て 手の鳴る方へ 子供たち 謡いなさい 脈々と流るる 重ねて染め上げた 罪の子守歌 人の子には この罰を背負わせたくはない 許された六月 君も、とおりゃんせ… この村に伝わる物語 人と鬼たちの悲しい定め 「幾度 血ヲ流すノか?」 「共ニ 生キられルか?」 問い掛けるハ オヤシロサマ…… もう一度 歌いましょう 脈々と流るる 彩り結い上げた ボクの子守歌 人の子らよ この罪を許さなくてもいい 何度目の六月? みんな、とおりゃんせ…