ねぇどうか隠れて 見つからぬように 流したものを 無駄にしないように ねぇどうか隠して 見つけられぬよう 僕だけが感じた悦び 不快感 夜道を歩いて気づいたこと 無情な寂しさと安堵感 たくさん考えた逃げ道を ただ一人ひた走り守っていた 未来を前にすくむ手足と 僕らの呼吸を思い出す 沈む太陽 明日への希望 今はどこに忘れていったのか カエルの声と 川の流れと いつかの記憶を思い出す 白線の上 僕らの居場所 今は何も残っていないのか 嫌いだよ そこのあんたも 嫌いだよ そこのあんたも 心の底では笑っているんだ 放っておいてくれないか 掴んでた上着のポケット 何時の間に軽くなってた 全部捨てたのは自分だった 拾うことも出来ないくせに 時を 声を 僕を ぼんやりとした景色に 夢を 信念を あなたを 鮮明な記憶に 誓も決意も 一つでいい そう言った 裏切った 眠れずに 白んだこの部屋は 真っ黒な肺が一つだけ さあ今日も気怠い行進が 始まる 止まれない 置いて行かれるんだ 笑うこと 急がなきゃ さあ今日も気怠い行進が 始まる 止まれない 置いて行かれるんだ 笑うこと 急がなきゃ 急がなきゃ あぁ 嫌いだよ そこのあんたも 嫌いだろ そこのあんたも 心の底では笑っているんだ 放っておいてくれないか 掴んでた上着のポケット 何時の間に軽くなってた 全部捨てたのは自分だった 拾うことももう 出来ないくせに ねぇどうか許して 嘘じゃない ねぇどうか許して あの日は嘘じゃない