体の中の半分以上の 液体がゆらめいて 呼吸をする事を忘れさせる 理由も知らずただ溺れる この世で1番美しいもの その赤い空を 身にまとってあなたを待ち続けたい その赤はやがて色あせて 灰色の闇に変わり 白い斑点の模様がまばたく 意味も知らずあたしにすがる ここであなたはあたしに言うの 「君のためなら死ねるよ」 この全ての指が奏でるものが あなただけに向けられているなら それはあなたをしばりつける それに似たその痛みに似た 快楽へと導くでしょう この全ての体をとりかこむ輝きは 時を越えやがて光を失うんでしょ だから雨をのみこんだ 雲の流れに身をゆだねては 明日を恐れる 「君のためなら…君のためなら」 あなたの呼吸を聞きながら あたしは生きているのに この全ての指が奏でるものが あなただけに向けられているなら それはあなたをしばりつける それに似たその痛みに似た 快楽へと導くでしょう 渡るべきこの川の深さが計り知れず 誰かの助けを用いらんとすれば 濡れた我が身も気にせず この手を引き上げ笑ってくれるのは いつでもあなたでいて あなたしかいないでしょ