春は早うから川辺の葦に 蟹が店出し床屋でござる チョッキン チョッキン チョッキンナ 小蟹ぶつぶつ石鹸をとかし おやじ自慢で鋏を鳴らす チョッキン チョッキン チョッキンナ そこへ兎がお客にござる どうぞいそいで髪刈っておくれ チョッキン チョッキン チョッキンナ 兎ァ気がせく蟹ァあわてるし 早く早くと客ァつめこむし チョッキン チョッキン チョッキンナ じゃまなお耳はぴょこぴょこするし そこであわててチョンと切り落とす チョッキン チョッキン チョッキンナ 兎ァおこるし蟹ァ恥ョかくし しかたなくなく穴へと逃げる チョッキン チョッキン チョッキンナ しかたなくなく穴へと逃げる チョッキン チョッキン チョッキンナ