蔦絡む塔から空に身を投げ出した 染み付いた記憶を捨てて生まれ変わる 風 乾いた羽は私を運ぶ 無我の境地へと 神が息衝く白き森であらば私を解き放て 魂を 朽ちてなお立つ木々の様に 光に手を伸ばし古の声を聞く 死は生を紡ぐ褥となる 土 眠れる者を優しく撫でて深く根を滑らせ 森よ 受け入れ給え 私の肌は強張り軋みだす 不動に 命の花は柘榴に似た果実を生し種を宿す 神が息衝く白き森であらば私を解き放て 魂を 朽ちてなお立つ木々の様に 光に手を伸ばし古の声を聞く 私の体を食むがいい 数多の血肉の中 生き続けよう 永遠に I'll never see uncleanness.