街の灯りが消えてから はじまるレイトショー 見たことのない景色光る 瞼の裏側で 君の声が風の中に聴こえて 今夜遥か遠くどこまでも行けるさ 連れて行って悲しい思い出の先へ 夜明けまで 色も味気もない日々の 景色を読み飛ばす 楽しげな笑い声がする 世界の裏側で 君の声が雨の中に響いて 僕は傘を捨てて飛び込んでいくのさ 深く深く沈む意識の底まで 夜が更ける 瞳が、頬が、髪が、ただ砂のように 指の隙間からこぼれ落ちてしまう 交わした約束も肌の温もりも 消えてく 君の声が風の中に聴こえて 今夜こそ遠くどこまでも行けるのさ 連れて行って悲しい思い出の先へ 夜が明ける