夜桜に染まる 星の海 されど静寂は 刹那の彼方に 儚く揺らめいた 朱き月へと 筆送り 綴る 舞い散る花びら 彼岸の地平 静謐なる秘は光と成した 暁空を 八色に刻む 深紅の刃が紡ぐ旋律 翡翠の瞳 見据える未来 一瞬の刻は 幻影か現か 虚飾の運命も引き裂いて 押し移る なごりも夜空も その極は 朱月の道連れ 朧に舞い上がる 欠片の総て 蜃気楼 惑い人 続く 永遠の詩 生れて 幸福に 折らむ 指もなき 儚く 揺らめいた 星屑 君と巡る輪廻 小緋縅 咲いて 澄まし顔 薄く 唇は 朱に濡れ 猶予う 照らさる みだれ髪 月の雫に 揺れる心 迷い咲く記憶 水面に揺れて 綻びた夢が 永久を焦がす 碧き宵に 浮かぶ面影 無明の夜を裂く 祈りの刃 結んだはずの 言の葉たちが 静かに解けて 空へと還る それでもこの手は 放たずに 灯る火も こぼれた願いも 残響 朱月の呼びかけ 微かに 崩れゆく 理の果て 追いかけて 流れゆく 時の 川の畔 たとえ 終焉が 運命と知れども 儚き 泡沫の 星屑 君と綴る輪廻 ひとひらの花弁 凪ぐ水面 今も忘れ得ぬ 指先の香り 失くしたものさえも胸に抱きしめ 天を駆ける 月は白く朱く君を染めて 生まれたことも忘れてーーーー 漂う 乱れ舞う 世界も 私も 朱月の見守り 仄かに舞い上がる 遍く 総て 蜃気楼 言の葉に 秘める 永遠の夢 淡く 消え行くは 夜明けの幻 儚く 煌めいた 星屑 君と巡る輪廻 天の果て 響く 祈り声 時さえも超え 巡るよ 花言葉 鼓動が示すみち 彼方めがけて 突き抜ける いつの日にか 咲き誇る
