耳を澄ませば 彼方から かすかな潮騒 遠い記憶へと 思い馳せる (remember sweet memories) 陽炎の中 たたずんだ 君が手を振れば 永久(とわ)の時間(とき)も 叶う気がしてた 呼びかける僕の声も 雑踏の音に紛れて 伸ばす指に触れられない面影 探してた そよ風の日々に戻れたら 決して手を はなさないのに 離れない 今も この場所に立つ 君だけが あの頃のまま・・・・・ 線路に咲いた白い花 そっと摘みとった君を 胸のポケットに入れて (summer grass was blowing in the wind) 本に挟んで やわらかな夏の香りごと ずっと 閉じ込めておけばよかった… 目を開けて 長い間 止まらない時間を見てた 思うたびに 薄れてゆく幻 追いかけた 届かない 夏はもう二度と 君の前髪 揺らさない 色褪せてゆくアルバムの中で 変わることなく笑ってる・・・・・ 動かない運命なら 初めから出逢わなかった 風のように そこにあると ぼんやり信じてた そよ風の日々に戻れたら 決して手を はなさないのに 離れない 今も この場所に立つ 君がまだ笑いかけてる 海風に 今も生きている 君を強く抱きしめるのに 色褪せてゆくアルバムの中で 君だけが あの頃のまま・・・・・