誰もいない部屋に おかえりと 聞こえた気がしてさ 涙がでた ながく過ごしてきて刻まれた ふたりの思い出が そこかしこ ホロリ取れて 傷も消えて 忘れられたら そんなに簡単に いかないね ああ 蓋をしたはずなのに 君の名を呟くと 涙とまらないの ああ ここまだ かさぶたなので さわらずにいたいのに さわらずにいられない 蓋の下はまだ あの日のまんまだから ジクジク痛くてまた 思い出すの ああ 振り出しに戻るたび 君の面影見つけ 悲しくなるね ああ ここまだ かさぶたなのに さわらずにいられない 消えない跡が残るかな あの言葉 過ごした日 楽しい思い出も 悲しいみたいで嫌なんだ ほらまた 剥がれた 傷は深くなるばかり ああ 振り返ってばかりいて 君のこと 忘れられないままいるの ああ ここまだ かさぶたなので さわらずにいたいのに さわらずにいられない さわらずにいたいのに