たった たった たったの3文字が ずっと ずっと ずっと 言えないままで 耳の奥をくすぐった 部屋にはわたしだけ 寝静まった深夜3時の テーブルに頬 つめたい温度とイヤホン越しの 淡い期待に 応えたくて 喜ぶ音を浮かべて 何度も 何度も 息を吸う あぁなんでだろう 言えないんだろう もったいつけてみたところで 期待も裏切れないな 窓の外 街が朝を描く 窮屈なパジャマ 切れたストーブにイヤホン越しの 笑い声が 愛おしくて 勢い余ってしまって 何度も 始めから やり直し あぁなんでだろう 言えないんだろう 熱くなるスマホ片手に選ぶ ことば ひとつ 紡ごうとしても こぼれおちるの 愛おしくて 勢い余ってしまって 何度も 始めから やり直し あぁなんでだろう 本当嫌になるな あぁなんでだろう 言えないんだろう