YOKOHAMA blues 潮の風に乗って 君の香水の香りがした気がして 振り返る君のいないこの街 君と離れてどれくらいだろう いつも会うのは横浜だった あれから僕も少し変わって 大変だけれどもなんとかやれてる あの頃話した夢も叶って 幸せなのかと思ったけれど やっぱりそうはいかなかったみたい 僕は今、立ち止まってる 名が売れていいこともあったけど 悲しいこともあった 受け入れているし、仕方ないこと だから 今さら何か言うこともないけど ただ、ちょっと疲れただけだと 思うんだ 「困った時だけ私なのね」と君に 笑われそうだな “だけ”に目一杯の嫌味を込めて YOKOHAMA blues 潮の風に乗って 君の香水の香りがした気がして 振り返る君のいないこの街 君と出逢ったのはいつだったかな いつも君を泣かせてた気がする 世の中は何だか息苦しくなったね 炎上だなんだと騒いでさ 遊びみたいに嬲り殺してた 子供たちはそれをずっと見てたんだ 僕もそれを見てたんだ 誰にも期待されてなかった 僕がステージに上がり 容赦なくスポットライトを 浴びたんだ 君の過去も僕の未来も 忘れぬように考えぬように 僕らはケダモノのように抱き合った 君の涙の味がした唇 YOKOHAMA blues 潮の風に乗って 君の香水の香りがした気がして 振り返る君のいないこの街 君の汗と香水の匂い ベッドの下には二人のぬけがら 朝日で煌めく汚れた横浜 サラリーマンの群れを逆走する二人 あの頃の僕らはもういない 自由だった僕はもういない YOKOHAMA blues 潮の風に乗って 君の香水の香りがした気がして 振り返る君のいないこの街 YOKOHAMA blues 潮の風に乗って 君の香水の香りがした気がして 振り返るこれって何の涙なんだろう